看護師として活躍するためには必要なものが、看護師資格です。
この資格は、多くは高校を卒業した後に看護学校へ進学し、卒業のタイミングで資格を取得したり、看護師の国家試験を受験するという方法が一般的です。
しかし、すでに社会人として働いている人でも、今から看護師資格を取得することは可能です。
看護師の資格は、年齢制限が設けられていません。つまり、何歳になっても試験に合格すれば看護師として働けます。近年では40歳以上の看護学生は増えており、その数は10年前と比較して約3倍にもなっています。
社会人として働きながら資格取得を目指すなら、まずは看護師試験の受験資格を得なければいけません。4年生の看護大学へ入学して勉強しても良いですが、2年で卒業できる看護専門学校は、社会人に人気があります。
2年生の専門学校を卒業して得られるのは、都道府県都知事免許である准看護師ですが、できるだけ早く看護師の資格が欲しい人には、こちらから始めるのが良いかもしれません。
一方の正看護師資格は、4年生の看護大学を卒業した上で看護師試験に合格すると、厚生労働省から免許を授与されます。これから看護師としてのキャリアを築きたい人は、時間がかかってもこちらの方がキャリアプランの点では役立つでしょう。
今すぐ看護師として働きたい人は、看護師助手というお仕事をする方法もあります。
ただしこれは看護師ではく、あくまでもアシスタント的な業務しかできません。多くの人は、看護師助手をしながら看護学校に通い、そこで看護師資格を手に入れます。
医療機関で働きながら看護学校に通うことで、よりたくさんの臨床を早い段階で経験できたり、職場からの理解を得やすいというメリットが期待できます。